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日本みつばち観察記録(2015年1月28日)

2015.01.29.Thu.22:27
「ニホンミツバチが暮らす島」
   ―対馬の伝統養蜂をめぐる旅―  を読んで

 溝田浩二教授(宮城教育大学・環境教育実践センター)の書かれた本を拝借する機会が
ありましたので一気に読んでしましたした。
溝田教授はミツバチの専門家ではありませんが2010年以降、20回以上対馬に行かれ、
対馬の愛蜂家に弟子入りをしてまで、対馬のニホンミツバチに興味をもたれ、愛情を
注いでいらっしゃいます。
2014年から対馬市ニホンミツバチ部会名誉顧問に就任されております。

ニホンミツバチが暮らす島

対馬のニホンミツバチの養蜂は「ハチドウ」と呼ばれる、大木をくりぬいて作る独特な巣箱を
用いた伝統的な方法で、1500年前とほとんど変わらないそうです。
この本の中で私が教わったことは、対馬では”ハチは人につく”という言葉を地元の人は
よく口にするそうです。ハチは待ち箱が気に入ってやって来るのではなく、愛蜂家の人間性
や人柄をミツバチが認めてやって来るという意味だそうです。自然に対してもミツバチに対し
ても愛情を持って、常に謙虚な気持ちを持って接することが大切なのだということですね。
 またヤマネコとミツバチとの意外な関係について仮説を述べられています。私も非常に
興味があります。
 
 私は2002年の夏に対馬に行ったことがあります。レンタカーで島じゅうを走りましたが
「ハチドウ」には気が付きませんでした。当時はミツバチには興味が無かったため目に入ら
なかったと思います。 対馬行きの目的はツシマヒラタクワガタ、チョウセンヒラタクワガタ、
ツシマセダカコブヤハズカミキリの採集でした。
 島に生息するクワガタはその島の、その季節に一番樹液の出ている樹に集まるみたいで、
対馬の場合はタブでした。タブの樹にバナナトラップを掛けると非常に良い結果でした。
森の中での材採集で、キンオニクワガタが出てきた時は非常に感動したことを覚えています。
 翌年、中国江蘇省昆山市内の公園のヤナギの樹でツシマヒラタクワガタと形態的に同一
のクワガタを多数採集しました。個体数よりも83mmのギネス(82mm)以上の大きさの個体は
圧倒的でした。 つい虫の話になると余計なことまで書いてしまい申し訳ありません。

さて今年の分蜂の待ち箱の準備を始めなければなりません。
まず昨年11月上旬に消滅した重箱群(下の写真)の巣箱を開けてみることにしました。

IMG_0923(重箱式巣箱)

 この群は6月中旬に設置していた巣箱にハチが入りました。当初からハチの数が少なく
逃亡群かと考えていました。その後もハチ数は増大せず10月にはオスバチのようなお腹が
黒色のハチが沢山出現してきました。11月上旬には群が消滅したようです(11/16確認)。
下は巣の内部の写真です。

IMG_0929(巣箱内)
 
IMG_0931(天板を開ける)

育児スペース

下から見た写真、天板を外した写真、及び巣脾の一部の写真です。
巣脾の下部分に王台のような大きな巣穴がいくつかありますが使用された
形跡はありません。
天板部分には貯蜜部分があります(現在たれ蜜生産中ですが1kg以上ありそうです)。
巣は全体的に白い、未使用な部分が多く目立ち、実際に育児に使用された部分
(褐色になっている)および貯蜜部分は全体の半分以下で、育児部分の面積が少ない
のは女王バチに何らかの原因・障害があったと思われます。
9月下旬~10月上旬には女王バチが死亡したかもしれません。

実際に営巣に使用されていた巣箱を待ち箱に使用すると成功率が高くなります。
この巣を分解し消毒してから、新しい待ち箱を作ります。
その際に新しい重箱とこの巣箱(重箱)を組み合わせて巣箱を作ります。

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日本みつばち観察記録(2015年1月18日)

2015.01.18.Sun.22:55
春の鼓動が聞こえてきます

 日本海側では大雪が降っていますが、横浜は元旦に小雪がちらついただけで、
冷たい雨が降った日もありましたが、おしなべて暖かい日が続いています。
乾燥がひどくインフルエンザの流行が心配されます。

 昨日アカリンダニ対策として設置したメントール昇華装置の電池交換のため
養蜂場に今年初めて行きました。
最初に設置した巣箱の蜂は全滅したので他の巣箱に設置しています。
どこまで効果があるかはわかりませんが2~3ヶ月は継続する予定です。
全滅した群の巣箱を開けてどんな状況になっているのかは次回に調べます。

残っている2群は気温10℃にもかかわらず、少数ながら採蜜に出かける蜂がいます。
黄色い花粉を付けて帰って来る蜂もいます。
これから本格的な寒さが2月中旬位まで続きますが、巣箱の中の蜂はじっと
しているわけではなさそうです。
彼らにはもう春の鼓動が聞こえているかも知れません。

養蜂場の近くの矢指市民の森ではもう菜の花の苗の植え込みがされています。
約1haの耕地にはぎっしりと苗が植えられています(下の写真)



2015年1月菜の花

神奈川県横浜川崎地区農政事務所から蜂蜜飼育届の用紙が送られてきました。
現在日本みつばちは2群しかいませんが飼育計画は10群と記入します。
飼育場所は現行の横浜市内と箱根を予定しています。
厚木の栗園内の待ち箱に入れば飼育場所は3ヶ所になるのですが。

 養蜂場に置いてある空の巣箱を回収してきました。
分解・消毒し新たに巣箱を作り変えます。
2月になったら待ち箱の作成にも取り掛かります。
4月にはミャンマーにも行きたいし、忙しくなりますね。

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